体調管理

猫ってアレルギーになるの?猫のアレルギーの原因と症状!

人間は花粉症、ハウスダストなどや食べ物などでアレルギーがあることは知られていますが、猫にもアレルギーはあります!
本日は猫が発症するアレルギーの原因と症状について、お話します!

猫もアレルギーになるの?

ネコ猫のアレルギーの発症やメカニズムはよくわからないのが現状のです。
体の免疫システムが特定の無害な物質に対して過敏な反応を起こすことでアレルギー反応がおこります。
人のアレルギーは、目、鼻、ジンマシン(皮膚)と色々な症状がありますが、
猫のアレルギーは、主に皮膚や胃腸に現れます。

猫のアレルギーの種類と原因

猫のアレルギーも様々な種類があるので、主要な4つをご紹介していきます。

ノミアレルギー性皮膚炎

猫で最も多く見られるアレルギー疾患でノミに刺された時に体内に送り込まれる、血を固まらせないための成分アレルゲンが含まれています。

◇ 症状と対処 

背中から腰に掛けてボツボツとしたものができ、強いかゆみ脱毛が伴います。
通常であれば噛まれた部分のみですが、重度になるとかゆみが体全体に出ます。
ノミがいるかはノミの糞があるかで判断し、獣医師さんに診てもらい、駆虫薬してもらうのが一番良い解決策で、ステロイド剤(内服・注射)を使用することもあります。また、毎月のノミ駆除薬で、ノミを寄せ付けないなどの予防が大切です。


食物アレルギー性皮膚炎

食事に含まれるアレルゲンが原因で起こるアレルギー疾患です。

アレルゲンとしては以下が挙げられます。
魚、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、小麦、大豆、乳製品
食品アレルギーは他のアレルギーと違い脱毛や嘔吐・下痢などの症状を起こすことがあります。
食品アレルギーは、血液検査(92種アレルゲン検査)をすることでアレルゲンを特定することができます。

◇ 症状と対処 

主に頭部やあご周辺に赤くて小さな発疹や水泡ができ全身に出ることもあります。かゆみや皮膚炎以外にも嘔吐、下痢の症状があります。
まずは、アレルゲンとなっている食品を特定し、アレルゲンがわかったら、その食品が入っているフードは与えないように注意します。
食事療法が出来ないほどかゆみがひどい場合には、ステロイド剤も併用します。


接触性アレルギー

猫でも稀に発症するアレルギーでエサを与えている容器や首輪、ケージなど、体に触れる何かが原因で起こります。

アレルゲンとしては以下が挙げられます。
洗剤、薬品、ノミ取り首輪、毛布や布、金属、その他
身の回りにある物の全ての物にアレルギーの原因があるので、特定が困難です。

◇ 症状と対処 

首の周りの症状だと首輪、口の周りに症状がある場合は餌の容器が原因だとわかるのですが、他の部位だと特定が困難です。
お腹や他の部分に出る場合はよく猫を観察し触れる物を特定するのがいいと思います。


吸入アレルギー

人間でいう「花粉症」で猫では発生頻度はまれです。
花粉、ダニ、カビ、ハウスダスト
などでアレルギー反応がでてしまう猫がいます。
ブタクサも原因の一つになります。

◇ 症状と対処 

ホコリが積もった部屋だと、ダニ、カビ、ハウスダストでアレルギーがでてしまうので、こまめに掃除してください。
花粉、ハウスダスト共に空気清浄機が有効ですので、設置してみるのもいいかもしれません。

まとめ

猫のアレルギーは人間とほぼ同じで、アレルゲンを近づけない事、疲れやストレスなどを与えないで免疫力をつける事が大事です。
免疫力が落ちると普段は症状が軽くても免疫力がなくなると重度になってしまうことがあります。
詳細な原因究明、適切な対策をとり、アレルゲンを遠ざけるようにしましょう。
もちろん獣医師の意見や処置を受けることが最重要なので、軽い症状のうちに獣医師に相談しましょう。