猫の習性

猫のオスとメスで飼いやすいはどっち?

もしあなたが猫を飼うとことになったら、どんな猫を家族として迎えますか?
猫の種類、毛並み、性格、保護猫、、、いろいろな選択肢があるなかで、性別も選択の要素になってきます。
ここでは性別による飼育の仕方などを紹介します!

性別による「性格」の違い

ねこ
まずはオスですが、やんちゃで甘えたがりの傾向が多いみたいで、メスはどちらかといえばクールで自分の世界に入る子が多いみたいです。
一般の人の猫の性格は自分勝手でクールと思われがちなので、そちらのイメージで飼育したいのであればメスのほうを選ぶのもいいかもしれません。
去勢や避妊手術後の猫は微妙に性格がかわっていまい、オスの場合はより甘えん坊になる傾向があるようです。

性別による「からだつき」の違い

猫の種類にもよりますが、オス猫の平均体重は約5kg、メス猫の平均体重は約4kgとメスのほうが小柄でオスのほうが一回り大きい感じです。
オス猫は筋肉が多くがっちりとした骨格をしていて、メス猫は脂肪がつ多く柔らかな体つきです。

オス猫・メス猫 の行動パターン

オス猫
オスはメスよりもやんちゃで、特に去勢をしていないオスは発情期には行動的になる傾向があります。運動不足解消にキャットタワー(おしゃれな猫タワー)設置を視野にいたほうがいいかもです。また、去勢前のオスはマーキング行為(スプレー)をする習性があるのも特徴で、マーキング行為はとても匂いが強く、匂いを取るのも困難なので、できるかぎり手術は行ったほうがいいでしょう。去勢手術は生殖器系の病気の予防にもなりますので良いことが多いです。
オス猫の去勢手術の費用は15,000〜25,000円くらいで入院はなく日帰りです。
※去勢手術をすることで、スプレー行為は少なくなりますが100%なくなるわけではありません。

メス猫
メスは運動量は少ない傾向で避妊手術をしていると、おとなしめの傾向です。避妊手術をしていないメスは発情期に大きく鳴くこともあり、とても鳴き声が大きいのでマンションなどでの飼育する場合は近所迷惑になってしまいます。
避妊手術を行うことで、発情期の鳴き声は少なくなり精神も安定し落ち着いた猫になることが多いです。
メス猫の避妊手術の費用は20,000〜35,000円くらいで、オスより1万円ほど高くなってしまいます。手術自体もすこし大掛かりで開腹手術になり、入院が必要で術後1週間後にも抜糸があります。

オス猫・メス猫 の病気

オス・メスでは生殖器の違いや性ホルモンが違うためかかりやすい病気も異なります。
生殖器に関する疾病は、去勢・避妊手術で防ぐことができます。

オス猫
生殖器の病気として、「精巣腫瘍」があります。また、メスに比べて尿道が細く長く曲がっているので尿路結石もオスに多いと言われており重症化しやすいです。
おしっこをするときに辛そうに鳴いたり、トイレに何度も行くのにおしっこが出ないなどの症状がある場合は獣医師に相談しましょう。

メス猫
メスの代表的な病気として「乳腺腫瘍」、生殖器に関わる病気の「子宮蓄膿症」があります。
「乳腺腫瘍」は猫の胸からお腹にかけてある乳腺に腫瘍ができる病気です。悪性のことが多く、肺やリンパに転移すると命に関わることもあります。高齢な猫に発症しやすい傾向があります。
「子宮蓄膿症」は子宮に細菌が入り炎症が起こってしまう病気で子宮内に膿がたまってしまいます。

まとめ

ねこ3
デレデレの子が欲しい場合はオス、ツンデレの子が欲しい場合はメスになりますが、性別以外にその子の性格によって違うので、まず性格で選んだ方がいいと思います。メスでもデレデレの子はいますので!!
しつけのしやすさの面から考えると、どちらかというとメスの方が覚えが早く、オス(特に子猫)は遊びスイッチが入ってしまうことが多く落ち着きがなくて大変に感じるということがあります。
病気の事を考えるとオスのほうが病気のリスクが少ないのでオスがいいと思います。避妊手術の費用やリスクもオスのほうが少ないです。
しかし、飼いやすさやリスクだけを基準にするのではなく、ペットショップやブリーダーさんに欲しい猫ちゃんがいたらその猫ちゃんの事をよく聴き、より自分にぴったりくる猫を選ぶことが大切だと思います。

番外編 シンガプーラの場合

シンガ私はシンガプーラのブリーダーをしているのですが、正直いいましてシンガプーラはいままでお話したオスとメスの差はあまり感じられません。
メスでもすごいデレデレで、ほとんどの子が呼んだら来ますしジャンプで抱っこをせがんで来ます。当キャッテリーには猫の専用の部屋があるのですが、部屋に入るとみんな群がってきてすごい事になります。
シンガプーラに関しては、人の顔を伺ったり、人の行動に敏感に反応してしまうので、少し繊細なところがあります。
シンガプーラを飼おうと思っている方は、犬を飼うような感じで接していただければと思っています。