猫を飼っている人は気づかないかもしれませんが、来客さんや慣れていない人からすれば「臭い!」って思ってしまうことがあります。猫も動物なので何らかのニオイは発生してしまいます。
いくらニオイの対策はしていても、やはり猫臭は取れにくいものですよね。
猫はセルフグルーミングといって自分を舐めて綺麗にする行為をするので、猫自体のニオイはあまりなく、周囲の環境が原因のことが多いんです。
ここでは、そんなニオイの原因と対策を4つご紹介します!
トイレが臭い
猫も生き物なので、便やオシッコなどの生理現象はあります。
猫は排泄後に糞やオシッコに砂を隠してしまう行為を行うため、見た目で排泄物がなくても下の方に隠れている場合があります。
猫の便の匂いは体のコンディションや食べ物に影響するので、適切な餌、体調管理をすることが必要になってきます。
密閉型のトイレは商品によっては、専用の消臭剤を入れる場所があるものもあります。消臭剤の期限が切れに注意しましょう。
トイレ以外で粗相をしたときは、すみやかに掃除(中性洗剤やアルコールなど)と消臭スプレーや、しつけスプレー(猫が嫌がる匂いが出るスプレー)で処理してください。
処理をおこたると、そこをトイレと覚えてしまい、なんども同じ場所で排泄してしまいます。
餌に関しては各メーカーより、便のニオイを抑える効果のあるエサがでているので、そちらも検討してみるといいかと思います。
エサの容器や水の容器が汚い
意外な原因としまして、エサや水の食器や容器の雑菌です。
猫は容器に置かれたエサを食べるとき、その場所が安全だと認識すると少し残して後で食べる、「ながら食い」の習性があります。一度食べたあとだと唾液の雑菌によって、容器やエサにに雑菌が付着し繁殖をします。
その雑菌が分解するときに、人間にとって不快なニオイが発生します。ですので容器にエサを放置すると、餌自体の匂いも合わさってニオイの原因になってしまいます。
メーカーによって餌の匂いも違うので、匂いのきつくない餌を選んでもいいかもしれません。
部屋やケージの掃除をしていない
部屋やケージは見た目以上に汚れています、きっちりと掃除したつもりでも、意外と汚れが残っていることがあります。
どんな猫でも抜け毛は必ずあり、抜け毛放置しているとそれをエサとするダニ、カビその他雑の菌が多数発生してしまいます。
部屋やケージの掃除をしないでいると、猫のニオイが残って臭い部屋になってしまうのです。
解消するには毎日部屋を掃除し、綺麗にすることが重要です。
部屋を掃除すると、猫にとっても飼い主にとっても、快適で住みやすい環境になりますし気持ちが良いものです。
コロコロや小さなホウキ、小型の掃除機などで猫の毛を取るだけでも効果ありです。
部屋は1日1回は換気し、空気の入れ替えを行いましょう!
脱臭機能がついた空気清浄機も効果があるのでオススメです。
猫自体が臭い場合
4つ目のニオイの原因として、猫自体が臭いというケースがあります。
猫自体が臭い場合は、体調の問題なので簡単に解決できないケースも多く、きちんとした対応が必要です。
普段はあまりニオイがない猫ですが、病気になるとニオイが発生することがあります。
特に口の病気が多く、口がクサかったら歯垢や歯石がたまって歯肉炎を発症しているかもしれません。
そのままグルーミングをするカラダ中が臭くなり、ととてもひどいニオイになってしまいます。
症状が悪化すると治りも悪くなるので異常なニオイかな?と思ったら獣医師に相談してください。
トイレの後、砂をかくしぐさをする子は指の間やツメに排泄物が残っていることがあます。このまま歩いていると、床に排泄物のカスが付着しニオイの原因になってしまいます。
猫の口臭ですが、歯肉炎になってからでは遅いので、一定期間で歯ブラシをすることをオススメします。
歯ブラシのタイプは人間と同じような棒状と、指に被せて使うものがあります。
猫用のオーラルケア用品もありますので、そちらも視野にいれるとよいと思います。
歯以外のケアとして、爪切り、耳掃除、もかかさずしてください。
オスの場合はマーキング(スプレー)行為を行うので、去勢手術をするなどの対策が必要になってきます。
(マーキング行為のニオイは鼻の奥にガツンと臭います。とても臭いです。)
まとめ
猫が臭い原因と対処法について見て行きましたが、やはり掃除や健康管理が重要なポイントになってきます。
普段、猫と暮らしているとニオイに気づかないかもしれませんし、猫のニオイいがついた服で外にでているかもしれません。
各箇所の掃除をコマメにして、猫と飼い主、両方が気持ちよく暮らせる空間作りが大切だと思います。